「スマートフォン版」の怪
先行して iOS 版アプリを提供しているとこんな問い合わせやつぶやきを見かけることがある。
「スマートフォン版は無いの?」
?
おかしい、同じ日本語のはずなのに何を言っているのかサッパリ分からない。
「今お前が視認したのがスマートフォン版だぞ」と言いたい気持ちをぐっと堪えて確認してみると、どうも Android 版は無いのか?と言っているらしい。逆に Android 版が先行していると「iPhone 版はまだかな」と具体的に言われるので、たぶんそう。
そして例に漏れず、そこまでネットに詳しく無い人からの発信です。しかしなぜ Android 版 = スマートフォンという認識になったのだろう?
気になったので軽く調べてみたところ、原因ぽいものを特定しました。まずは docomo・au・ソフトバンクの各キャリアの製品ページを見て欲しい。
docomo
au
SoftBank
3 キャリアとも綺麗に「iPhone」と「スマートフォン」という切り方に。なるほど……。
そういえばたしかに、ショップの店内 POP や案内もそんな感じだったような気がするし、そもそも店員から「Androidが云々」という説明を受けたことが無いかも (聞こうとしてないだけかも)。
つまり、
+スマートフォン
├iPhone
└Android
じゃなくて
+(スマートフォン)
├iPhone
└スマートフォン
となっている。誰だ最初にやりだしたヤツ。
こうしてデベロッパーとユーザの溝は深まって行くのですね (白目)。